バムルンラードインターナショナルでの受診予約が完了すると、当院のスタッフより渡航前に知っておくべきことについてご連絡差し上げます。受診のための渡航の準備を間違いなくしていただくためにも、こちらのチェックリスト(英語)をご覧ください。
飛行機にて渡航する:
一般的に、以下の場合には飛行機にて渡航することはできません
· 妊娠36週以降(多胎妊娠の場合には32週以降)の方
· 最近心臓発作や卒中を起こした方、あるいは腹部、頭部、眼、整形(骨や関節)の手術を最近受けた方、腹部、眼、頭部の怪我をされた方(飛行機への搭乗の可否については主治医にご相談下さい)
· ペースメーカーや心臓再同期療法(CRT)の装置、植え込み型除細動器など植え込み型の心臓デバイスをお使いの方(飛行機への搭乗の可否について主治医にご相談頂き、また機器の証明書を常に携帯するようにしてください)
· 長引く発咳、体重減少、就寝時の発汗、倦怠感、発熱、胸痛などインフルエンザや結核のような症状が2週間以上続いている方(このような場合には渡航を自粛し、症状が完全になくなるまで現在お受けになっている治療をお続けになることをおすすめします)
· 以下のような症状がある場合には、渡航が可能かどうか主治医に相談してください:
o 胸痛
o 伝染性の高い病気にかかっている
o 副鼻腔、耳、鼻に重度の感染症がある
o 休息時にも息切れをしたり、呼吸困難であったりする
o コントロールできない精神疾患
o 38度以上の発熱
o 発疹
o 錯乱
o (外傷がない場合の)あざや出血
o 長引く下痢
o 長引く嘔吐(乗り物酔いの場合を除く)
飛行機内での注意
· 常用薬は常に携帯するようにしましょう。
· 水分を十分に取ることで脱水を防いで痰の粘度を下げることで、湿度の低い機内でも胸部に痰などがたまらないようにすることができます。
· 4時間以上の長距離フライトの場合、座り続けていると深部静脈血栓症(エコノミー症候群)を引き起こす可能性があります。立ち上がってもよい時には、座席を離れて歩くようにしましょう。定期的(たとえば30分おきなど)に足を曲げ伸ばししたり、足先を回すなどして血流を促すとよいでしょう。
o 深部静脈血栓症を起こすリスクが高い場合には、搭乗前に予防法について担当医に相談しましょう。着圧ストッキングの装着、アスピリンや抗凝固薬の服用などが必要になる場合があります。
· 飛行中に酸素ボンベが必要な場合には、事前にリクエストする必要があります。航空会社指定のフォームに健康状態や酸素ボンベが必要な理由などを明記し、航空会社へ提出する必要があります。航空会社による許可が下りるまでには3から5営業日かかることがあります。
手術前の注意
· 手術前に担当医に現在の健康状態や使っている薬剤、またこれまで受けた手術などについて知らせるようにしてください。
· アスピリン、ペルサンチン、チクリッド、プラビックス、ワーファリン、オルファリン、ヘパリン、フラキシパリンなどの抗凝固薬やハーブのサプリメント、ビタミン剤(特にビタミンE)などを服用している場合には、最低1週間前から、あるいは主治医の指示に従って手術の前に服用を中止します。
· お酒や煙草をたしなんでいる場合には、少なくとも手術1週間前からやめるようにして合併症のリスクを減らします。
· 既往症(循環器系疾患、糖尿病、高血圧、喘息、がん、薬剤アレルギーを含むその他の病気)があったり他の治療や関連する診断を受けている場合には、事前に担当医に知らせるようにしてください。
Download
1. パスポートの有効期限と渡航に際しビザが必要かどうかを調べる。
2. 医療費の支払い方法(現金あるいはクレジットカードなど)を決め、予備の現金を現地通貨で準備する。銀行やクレジットカード会社に連絡し、国外で多額の支払いをする予定であることを予め通知しておくことで、不正な支払いであると疑われたり、口座が凍結されたりすることを防ぐことができます。
3. 病院、交通会社、またその他のサポート会社などに連絡先を知らせる。
4. 雇用主に治療のために海外渡航すること、またそれに際し欠勤することを知らせる。
5. バンコクの天気予報をチェックする。
6. タイ滞在中に自国にて必要な様々なサポートの準備をする。
7. 予防接種が必要かどうか調べる。
8. 受診予約を再確認し、事前に支払いが必要な場合には支払いを済ませる。予約日時を今一度確かめる。
9. 航空券の手配をし、空港での出迎えの手配をする。
10. 爪の色により健康状態を判断するので、マニキュアは落としておきましょう。
1. 携帯電話の充電器
2. 身分証明書、パスポート、ビザなどの書類
3. クレジットカードやデビットカード、現地通貨で準備した予備の現金
4. 受診記録(診断、X線検査やMRI検査、CT検査、超音波検査などの画像、細胞診の結果)および連絡先
5. 飲みつけの薬、また持病に関する情報
6. 渡航中の楽しみのためのアイテム(本や雑誌、音楽プレイヤーなど)
7. 治療プランに合わせた快適なパジャマやバスローブなど(例えば膝の手術を予定している場合には短いズボンのものを選ぶ、また肩の手術を予定している場合にはジッパー式の上着を準備するなど)
8. 快適な下着および靴下
9. 院内を歩く際に履く靴(形成外科手術や上半身の手術を予定している場合にはスリッパでもかまいませんが、整形外科手術を受けられる場合には運動靴などのもっと安定して歩ける履物が必要となります)
10. 石鹸、シャンプー、歯ブラシ、歯磨き粉、制汗剤、櫛、ナプキン、髭剃り、髪留め、リップクリームや洗顔料などの洗面用具
11. タオル
12. 手術後のリハビリのための洋服(トレーニングウェアやスニーカーが必要となる場合もあります)
13. どのような治療を受けられるのかにもよりますが、観光を希望される場合には動きやすい服と履きやすい靴をお持ちになるといいでしょう。人工股関節置換術など、動きに影響が出るような治療を受けられる場合にはゆったりとしたズボンや上着、または伸縮性のある短パンなどを準備するようにしましょう。
14. 耳栓、パジャマ、使い慣れた枕など就寝に必要なもの