治療方法
背部痛の治療方法
背部痛に苦しむ方が、痛みを軽減し普通の生活を送れるようにすることが治療の目的となります。背部痛の原因や痛みを覚えている期間により治療方法は異なり、担当医は個々の患者様に合った治療方法を選択します。治療はまず痛みの原因を突き止めることから始まり、痛みを減らす最適の方法を見つけ出します。
一般的に、大別して2つの治療方法があります:
1. 保存療法
- 支持療法:特定の代替的治療法がある場合以外には、まずは薬物療法、理学療法、休息から治療を行います。
- 脊椎インターベンション:痛みの軽減や痛みの原因を特定する目的や、脊椎内の痛みの発生個所を特定するために行われます。他の保存療法の効果がなかった場合や、神経に門ぢあがあるために痛みが生じている場合などに適した治療方法です。
2. 脊椎手術
- 放尿がうまく制御できない場合、脚部の衰弱があったり歩行ができない場合、また他の治療法によっても改善が見られない場合には手術が検討されます。患者様の状態や手術が必要となる状況に応じて様々な手術方法から選ばれます。
治療方法
脊椎センターでは侵襲度の極めて低い手法から、タイや世界でも最も難しいとされている脊椎手術や背部手術まで、様々な治療をお受けいただく事ができます。
理学療法
- 超音波療法:高周波数超音波を用いてリハビリ、疼痛治療、筋挫傷治療を行います。
- 短波治療:高周波数電磁流を用いて痛みの軽減を図り血行を促進します。
- レーザー治療:レーザーエネルギーを用いて痛みの軽減を図り血行を促進します。
- 運動療法:筋肉と関節の働きを高める目的で様々な運動を行います。
- 温熱療法(ホット/コールドセラピー):痛み、炎症、筋挫傷を軽減する目的で行います。
- 電気刺激:低周波数電気刺激で痛みや筋挫傷を軽減します。筋肉の能力を向上する目的で行われる場合もあります。経皮的末梢神経電気刺激(TENS)や干渉電流などが使用されます。
- 牽引:けん引する機器を用いて頸部や脊柱を伸ばし、椎間板ヘルニアや骨棘を治療します。
インターベンション
手術
- 前方頸椎除圧固定術(ACDF)
- 頸椎椎間板置換術
- Endo-OLIF (O-armを用いた脊椎内視鏡手術、脊椎手術)
- 脊柱管狭窄症の内視鏡下除圧術
- 腰部および頸部椎間板ヘルニアの内視鏡による椎間板切除術
- 椎弓切除術
- 顕微鏡による椎間板切除術
- 小切開で行うALIF治療
- 腰椎経椎間孔椎体固定術(TLIF)
- 脊椎固定
- 椎体形成術及び椎体後弯矯正術
どの手法が適しているかご不明な場合には、当ホームページの症状に関するページをご覧ください:
- 首の痛みや背中上部の痛み
- 背中中部の痛み(脚部にも症状を伴う)
- 背中の痛み(脚部の痛みを伴う場合も伴わない場合もある)