Deep Brain Stimulation (DBS)(脳深部刺激療法)

脳深部刺激療法( DBS) は、いわゆるペースメーカーを脳に埋め込んで、特定部位に電気刺激を送り込む外科的治療法で、振戦、パーキンソン病、ジストニア等の治療に用いられます。脳のペースメーカーは、食品医薬品局(FDA)より、本態性振戦(1997年)、パーキンソン病(2002年)、原発性ジストニア(2003年)の治療手段として承認されています。また2005年3月には、カナダ・トロント大学の医師チームが発表した研究結果から、脳深部刺激療法が難治性大うつ病の症状緩和においても有効である可能性が示唆されています。

治療方法

脳ペースメーカーの埋め込みは機能的定位脳手術の専門医によって行われます。治療中は、定位脳手術装置で頭部を固定し、MRIやCTといった特殊な技術で脳の画像を撮影して、刺激を与える目標点の位置を測定します。
 

処置は、刺激電極の挿入と、刺激装置および連結ワイヤーを埋め込む外科的処置の2段階に分けられます。最初の刺激電極の挿入段階は、医師との会話によって脳内に起きる刺激の部位を正確に確認するため、通常は意識のある状態で行います。次の段階では、連結ワイヤーをつないで定位置(通常、胸壁)に刺激装置を埋め込みますが、これは麻酔をかけた状態で行います。治療時間は脳内に埋め込む電極の数(1~2個)によって異なりますが、5時間以上かかる場合もあります。

脳深部刺激療法によって継続的に脳を刺激することで、薬物治療よりも効果的に異常な動作(ふるえ、ねじれ、こわばり、動作の緩慢さ)を抑えることができます。また治療後には、内服薬の量を減らしたり、服用自体を中止したりできる場合もあります。

脳深部刺激療法の副作用:

  • しびれ感(ピリピリしたりチクチクする感覚)
  • 電気ショックを受けたような感覚
  • 筋痙攣や収縮
  • 異常な動作

外科合併症・リスク:

  • 麻痺・昏睡・死亡
  • 頭蓋内出血
  • 脳周辺の脳脊髄液の漏出
  • 発作
  • 感染症
  • 埋め込み物に対するアレルギー反応
  • 一過性または永続的な神経系の合併症
  • 混乱・注意力散漫
  • 手術部位の痛み
  • 頭痛
  • 運動 :治療ではありませんが、太極拳やヨガ等の運動を行うことによって、ストレスを軽減し、リラックス効果を得ることができます。また活力を高め、平衡感覚や柔軟性を向上させることにも役立ちます。運動は、安全かつ手軽にできる効果的な健康増進法です。ただし、必ず医師に相談してから始めるようにしてください。
  • 食事 :医師や栄養士の指示に従って、六大栄養素すべてをバランスよく摂ってください。健康増進につながります。
  • 前向きな姿勢 :前向きになることでパーキンソン病が治るわけではありませんが、ストレスが少なくなり、気持ちを楽にすることができます。
  • 薬物療法
  • 重度のパーキンソン病患っている方で、薬物療法による治療が有効でない、あるいは薬物に対して重大な副作用のある場合
  • 本態性振戦患っている方で、薬物療法による治療が有効でない、あるいは薬物に対して重大な副作用のある場合
  • ジストニアを患っている方で、薬物療法による治療が有効でない、あるいは薬物に対して重大な副作用のある場合

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