2023年8月10日、バムルンラード病院一般内科百武加恵先生の母校でもある、防衛医科大学校の表敬訪問を受けました。防衛医科大学校防衛医学研究センター教授加來浩器先生、及び医学科・看護学科の学生の方々には、百武加恵先生による日本とタイの医療の違いについて、また当院での特色ある医療体制や取り組みについてお話しした後、院内をご案内しました。
ディスカッションでは、1997年のアジア通貨危機以降、バムルンラード病院が世界に先駆けて取り組んだ医療ツーリズムについて、多くの国々の患者さんに医療サービスをご提供する際の医師、医療従事者に向けた文化教育や言語教育などの徹底、そして世界水準の医療技術のアップグレードについてお話しし、学生の方にも多くの質問をいただき、充実した時間を過ごすことができました。
今回の表敬訪問について加來浩器先生より、以下のコメントを頂戴しました。
世界のメディカルツーリズムの現状と課題について理解が深まりました。
そのうえで、貴病院の患者が求める医療を患者目線で提供する体制を整えられてますことを確認いたしました。
具体的には、清潔でホテル並みの環境で最新の医療機器といったハード面だけでなく、適切な医療スタッフと十分な人材配置などのソフト面にまで整備されておられるのを見て、とても感激いたしました。
東南アジアや中東、アフリカの各国からの患者さんに対する宗教上の理由からの食事提供の工夫や、家族も滞在可能な病室づくりなど参考になります。
学生たちも新しい医療の分野について、よく学べたと思います。
ありがとうございました。
