バムルンラード健康ブログ 第7回 睡眠時無呼吸

4月 30, 2019

健康に関する気になる話題についてご紹介するバムルンラード健康ブログ。第7回目のトピックは睡眠時無呼吸です。

夜ぐっすり眠ることは健康のためにとても大切です。しかし、多くの人が朝目が覚めた時にまだ疲れを感じたり、やる気が出なかったりしています。リフレッシュした気分で目覚めることができず、なぜそうなのかも分からずにいます。もしかしたら夜中に何回もトイレのために起きているのかもしれませんし、いびきが大きくて目が覚めてしまっているのかもしれません。これらはどちらも、睡眠時無呼吸の症状として当てはまります。アメリカの呼吸器協会(American Association of Respiratory Care)によれば、アメリカ国内だけでも1800万人もの人が睡眠時無呼吸に悩んでいます。睡眠時無呼吸とは慢性疾患で、長期にわたる管理が必要となります。
 

睡眠時無呼吸とは、寝ている間に繰り返し呼吸が止まったり浅くなったりする状態を指します。この状態が続くのは非常に短いこともありますし、場合によっては数分にわたる場合もあります。このことが原因で眠りが妨げられて浅くなり、結果として睡眠の質が低下して日中の倦怠感につながります。
 

睡眠時無呼吸を治療せずに放置しておくと、高血圧、心臓発作、卒中、肥満、糖尿病などのリスクが高まり、場合によっては心不全につながることもあります。多くの人は睡眠時無呼吸であることに気づかずに過ごしていますが、早めにきちんと診断を受けて治療することがとても大切です。一般的な症状として以下のものが挙げられます:
 
  • 睡眠時に大きないびきをかいたり呼吸が停止する時がある
  • ずっと寝続けることが難しく、息切れで突然目が覚める
  • 起きた時口中が乾いていたり喉が痛かったりする
  • 起床時に頭痛を覚えたり日中いらいらしたりする
  • 日中に眠気を覚え集中力が低下する

自分の健康に注意を払い、定期的に主治医に相談をし、また毎年健康診断を受けることで睡眠時無呼吸を予防することができます。


 

リスクを高める諸要因

肥満である場合は標準体重の人と比べて4倍の確率で睡眠時無呼吸になっています。また喫煙者は喫煙習慣のない人と比べると3倍の確率で睡眠時無呼吸に悩んでいます。
 
残念ながら、睡眠時無呼吸のリスクを高める要因のうち、自分ではどうしようもないものもあります。女性と比べると、男性は2倍の確率で睡眠障害に悩んでおり、また女性のうち閉経後の女性はそうでない女性と比べると睡眠に関する問題を多く抱えていると言われています。また家族に睡眠障害や睡眠時無呼吸に悩む人がいる場合、あなた自身も同じ問題を抱える可能性が高いと言うことができます。では、どのような場合に専門医に受診するとよいのでしょうか?
 
  • 自分や一緒に寝ている人が起きてしまうほどいびきが大きい
  • 息切れで目が覚める
  • 睡眠時に呼吸が止まる
  • 日中うとうとしてしまうほど強い眠気をおぼえる

これらのうち1つ以上の症状を覚える場合には、受診をしてアドバイスを受けるようにしましょう。

 

睡眠時無呼吸と付き合う

睡眠時無呼吸の治療として最も一般的なのはCPAP(Continuous Positive Airway Pressure Device)を使用することです。CPAPとは睡眠中に圧力をかけた空気を気道に送り込む機器で、特に痛みを伴いません。こうすることで、睡眠中に十分な酸素の供給が得られるようにします。他の治療法としては、気道を広く保つために下あごを前方に出すような装具を口に装着する場合もあります。また、場合によっては鼻から喉にかけての気道を広げる目的で手術をするケースもあります。

 
睡眠時無呼吸が疑われる場合には、きちんと受診するようにしましょう。バムルンラードインターナショナルのスリープ・ラボでは多角的に検査を行い、睡眠障害についての診断および治療を受けることができます。このクリニックには呼吸器科、耳鼻科、脳神経科、精神科など様々な分野の専門家が所属しています。


 
 
(Dr. Benjamas Intarapoka, Bumrungrad International 呼吸器科医師)