Kidney Transplantation(腎移植)

腎移植とは?

腎移植とは病変腎臓を他の人の健康な腎臓と取り替える外科的治療で、亡くなった方から腎臓を頂く献腎移植と生体腎移植があります。生体腎移植は、条件の合う親族の方からいずれかひとつの腎臓が提供され、移植するものです。腎臓提供者(ドナー)の方はもうひとつの腎臓で健康に生活を続けることができます。献腎移植と比較して、生体腎移植には以下のような長所があります:

  • 短い待機時間
  • 高い成功率
  • ドナーとレシピエント(移植を受ける方)の健康状態を考慮した最善の手術計画


手術方法

ドナーから取り出した腎臓を下腹部の片側に置き、骨盤の血管に移植する腎臓の動脈と静脈をつなぎます。手術時間は通常3時間ほどで、術後約5日間は導尿カテーテルで排尿を補佐します。


手術目的

ほとんどの場合、移植された腎臓はすぐに機能し始め、数週間以内にクレアチニン値が通常値に戻ります。まれに腎機能開始までに時間がかかる場合があり、こうした場合は正常に機能するまで人工透析が必要となります。


リスクと合併症

腎移植には、新たに健康な腎臓を得ることで、透析治療からの解放(自由時間の確保)、職場復帰の可能性、活力の復活、食事(飲物・食物)制限の緩和等、多くのメリットがありますが、当然ながらリスクも伴います。

手術に伴う全身麻酔がまずひとつのリスクです。また、術後の感染症がもうひとつのリスクとなります。合併症のある場合は再手術が必要となります。こうしたリスク予防のためにあらゆる措置が講じられますが、腎移植は大がかりな手術のため残念ながら可能性がゼロとは言い切れません。他にも術後に服用する薬剤によるリスクもあります。この薬剤は、移植された腎臓に対する拒絶反応を抑止するため免疫機能を低下させるためのものです。免疫機能の役割は、病気や感染症に抵抗し身を守ることです。従って、薬剤の影響により抵抗が弱まると疾病や感染が起きやすくなり、非常に稀なケースですが死に至る場合もあります。

腎不全以外に別の疾病がある場合、年齢にかかわらず、移植に際しての危険リスクが大変高くなります。従って、手術前の評価では、メリットとリスクを秤にかけ、メリットがリスクを上回るかどうかの慎重な検討が必要となります。


代替方法

これまで腎不全は治療不可能とされてきましたが、透析治療の多様化により多くの方の命が救われています。ただし人工透析は腎不全を治すものではなく、腎臓の代わりとして機能するものです。


手術対象者

現在、腎移植は重度の腎疾患のある患者様にとって最善の治療法であると認められています。腎移植について検索すると、移植プロセスについて多角的な情報を入手することが可能です。また手術前・入院中・手術後には、患者様の質問や心配な事項にお応えするべく、医師より十分な説明を行います。腎移植を選択する患者様は皆様、同じような懸念をお持ちです。十分な説明を受けた上で患者様ご自身に移植方法をご選択いただくことが、当院の目標とするところです。十分な情報・知識をお持ちいただくことが治療、そして移植後の回復に積極的にお取組みいただく一助となると考えています。

 



所在地

Nephrology (Kidney) Center (腎臓疾患センター)
バムルンラード・インターナショナル、クリニックビル19階


お問い合わせ
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