Spinal Interventions (Non-Surgical)(脊椎インターベンション、非外科的治療)



腰痛や首の痛みを改善する非外科的アプローチ

腰痛や首の痛みは多くの人が抱える問題で、日常生活にも支障をきたしかねません。実際に、ほとんどの人が一度は腰痛や首の痛みを経験したことがあるでしょう。専門的な治療を受けずに改善する場合がほとんどですが、保存療法で効果がなく痛みが続く場合は、脊椎インターベンションが最も効果的な手法となる可能性があります。

 

脊椎インターベンションとは?

脊椎インターベンションとは非外科的処置で以下の目的で行われます:

  • 腰痛や首の痛みの原因を特定したり軽減する。
  • 脊椎内の痛みの発生箇所を明らかにを明らかにし適切な外科的処置を決定する。

通常、脊椎インターベンションでは注射を使用します。

  • 脊椎または痛みの原因部位近くにコルチコステロイドと麻酔剤を混合した薬剤を注射します。
  • 注射部位の正確な確認にはX線のひとつである蛍光透視法を用いるとともに、位置の確定には造影剤の注入を行います。

脊椎注射に、理学療法や自宅でのエクササイズを併用して腰や首の筋力を鍛えると、治療の効果が上がります。症状に大幅な改善が見られれば、その後の治療や外科手術が不要となる場合もあります。


治療方法

脊椎注射は意識のある状態行いますが、リラックスするため軽い鎮静剤を使用する場合もあります。

 

一般的な、処置の流れは以下のとおりです:

  • X線で位置を確認しながら、細い針を刺します。
  • 注射針から、ステロイドと麻酔剤を混合した薬剤を注射します。
  • 少なくとも 30分間、経過を観察します。

安全のため、処置当日は運転を控え、少なくとも処置後 24時間は安静にしてください。ステロイドの効果が出るまで数日かかる場合もあります。脊椎インターベンションの効果は、通常、3~6ヶ月持続します。


対象となる患者様

以下のような方に脊椎インターベンションをお勧めします:

  • 動きを制限する程度の痛みのある方
  • 睡眠を妨げる程度の痛みのある方
  • 経口薬やリハビリ等、他の保存療法で症状が改善されない方
  • 外科手術のリスクの高い方


どのような注射方法がありますか?

注射方法は、通常、痛みの原因となっている部位の場所と関係する組織構造によって決定します。痛みの主な原因は、神経根痛、関節痛、筋肉痛等で、複数の原因がある場合もあります。
 

最も一般的な脊椎インターベンションとして以下のものが挙げられます:

1. 硬膜外ステロイド注射(ESI)

ESIは、脊髄神経の炎症による痛みの治療に用いられ、以下のように、痛みの症状が出てからの期間によって成功率が異なります。

  • 3ヶ月未満:90%
  • およそ6ヶ月未満:70%
  • 1年:50%

効果は一時的で、数週間から数年間持続します。注射後、効果が現れるまでに3~10日程かかります。
 

最大限の効果を得るために、通常、1~2回の注射が必要となるとともに、理学療法や自宅でのエクササイズとの併用が有用です。

2. 椎間関節注射

椎間関節注射は、椎間関節(脊椎で2つの椎骨がつながっている箇所)の炎症による首の痛みや腰痛の診断と緩和に用いられます。効果は一時的で、数週間から数年間持続します。約50%の方にある程度の痛みの緩和が見られています。
 

注射による効果があったものの、痛みが再発した場合、1年間で3回まで再度注射を受けることができます。1回目の注射で痛みが軽減されなかった場合は、それ以上注射をしても効果がありません。

3. 内側枝神経ブロック注射

内側枝神経ブロック注射も、脊椎の椎間関節を原因とする痛みの治療と診断に用いられます。椎間関節の感覚をコントロールする内側枝神経という細かい神経に局所麻酔を注射します。通常、10~20分で効果が現れます。70%以上痛みが軽減された場合は、2回目以降の注射を行う場合があります。
 

内側枝神経ブロック注射で症状が緩和された後に痛みが再発した場合は、高周波熱凝固法の方が効果的な治療法である可能性があります。

4. 高周波熱凝固法

高周波熱凝固法では、熱から発せられる電波で内側枝神経を破壊し、椎間関節を原因として脳へ送られる痛みの信号を遮断します。通常は、内側枝神経ブロック注射で効果が見られた後に、この方法がとられます。
 

効果の継続期間は平均10ヶ月半で、成功率は約85%です。効果の程度は人によって様々で、最大の効果が現れるまで3週間程かかる場合もあります。
 

6ヶ月以上効果が持続する限り、同じ処置を繰り返します。

5. 仙腸関節(SI)ブロック注射

仙腸関節ブロック注射は、一般に腰痛の原因を特定する診断のために用いられ、局所麻酔とコルチゾンを併用して仙腸関節に麻酔をかけるものです。仙腸関節が原因となっている場合、一時的に痛みが軽減します。
 

構造的な痛みの原因が仙腸関節にあると確定すれば、有効な治療法を検討することができます。


リスクと合併症

効果

  • 痛みの軽減(成功率:最大で75%、持続期間:3~6ヶ月)
  • 機能や動きやすさの改善
  • 外科手術と比較して、侵襲度が低い、短い回復期間

リスク・合併症

  • 痛みが軽減されない可能性のあること
  • 再度の処置が必要となる可能性のあること(最大で3~6ヶ月に一度)
  • 他の部位に痛みが再発する可能性のあること
  • 特に糖尿病の持病のある場合、血糖値が上昇すること
  • めまい、痛みの悪化(稀)
  • 出血、感染症(非常に稀)




所在地

Spine Institute(脊椎センター)
バムルンラード・インターナショナル、クリニックビル20階


お問い合わせ

電話: +66 (0) 2011 3077

ファックス: +66 (0) 2011 3080

 

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