Laminectomy (椎弓切除術)


椎弓切除術とは?

椎弓切除術 とは、脊柱管の骨構造の一部である椎弓板を取り除くことで、(単数あるいは複数の)神経根の圧迫を軽減する手術です。こうした神経根の圧迫は、神経根圧迫または神経圧迫と呼ばれ、腰背部痛や下肢痛を引き起こします。

神経根圧迫の原因は、以下のようなものがあります:

  • 椎間板破裂 :椎間板脱出、ぎっくり腰、椎間板ヘルニアとも呼ばれます。
  • 脊椎症 :骨棘形成や椎間板変性を伴う複数の椎間板の損傷・摩耗
  • 瘢痕組織
  • 上記異常の併発


手術方法

椎弓切除術 は、全身麻酔で、うつ伏せになった状態で行います。(単数あるいは複数の)椎骨の一部を取り除き、圧迫されている神経根を確認します。病変の特定の後、圧迫要因を取り除きます。

手術では以下のような処置を行うこともあります:

  • 椎間板の破損部分の切除
  • 骨棘や肥大した骨の切除
  • 瘢痕組織の切除


手術時間は約1時間半から3時間です。手術後数日間、創部からの出血を排出するため、創内にプラスチック製のドレーンを取り付けた状態にする場合があります。手術後の入院期間は4、5日ですが、日常生活に戻るまでの期間は、手術前の状態や年齢によって大きな差があります。できるだけ早く歩行を再開することが望ましいですが、縫合部が治癒するまでは(6週間程度)、必要以上に手術部位を曲げたりねじったり、物を持ち上げたりしないようにしてください。


手術目的

椎弓切除術の適応となる主な疾患は椎間板ヘルニアです。腰部に椎間板ヘルニアが生じると、継続的な激しい痛みや下肢の筋力の低下の他、下肢の感覚障害を引き起こす場合もあります。また、まっすぐ立った状態で脚を上げにくくなることもあります。頸部の椎間板ヘルニアの症状には、腕の痛み、痺れ、脱力等があります。重い物を持ち上げたときに腰背部をひねると、椎間板ヘルニアを引き起こす場合があります。椎弓切除術では、椎間板から突出した髄核を切除して、神経や神経根の圧迫を取り除きます。


リスクと合併症

合併症が起こる確率は低いうえ通常は軽度のものですが、脊椎手術のため、以下のようなリスクがあります:

  • 神経根の損傷、排尿・排便障害
  • 麻痺(ただし、脊髄はT12またはL1レベルまでしか通っておらず、手術部位はこれよりかなり下方のため、めったに生じることはありません。)
  • 脊髄液漏出(硬膜嚢が破損した場合のみ。手術結果には影響せず、通常は24時間~48時間ほど横になって安静にしていると自然に治癒します。)
  • 感染症(ただし、通常は管理可能で効果的に治療できます。)
  • 同じ椎間板におけるヘルニアの再発

手術前および手術後の医師の指示に従っていただくことで、合併症のリスクは軽減されます。


代替方法

減量、痛み止めの使用等、医師より他の治療方法を提案する場合があります。また、理学療法や整形外科用装具の使用といった装具療法や低侵襲な方法で、脊椎の圧迫軽減や可動性改善が可能となる場合もあります。


対象となる患者様

慢性的な痛みがあり、薬物療法や理学療法で効果が見られないことを前提としています。検査の後、患者様と相談の上、医師が適応性の最終判断を行います。




所在地

Spine Institute(脊椎センター)
バムルンラード・インターナショナル、クリニックビル20階


お問い合わせ

電話: +66 (0) 2011 3077

ファックス: +66 (0) 2011 3080

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